相続診断士業務ガイダンスを受けてきました

昨年に相続税法が改正され、今までは相続税と無関係であったような人にも相続税を払う必要が出てきて、このところ色々な団体が相続についてのコンサルを行うようになってきました。

私の場合は、一般社団法人相続診断協会という団体の相続診断士という資格を取得し、これから活動していく予定にしておりますが、実際、相続というと、税金の申告がメインというイメージがあると思います。

私は税理士ではないので、税務相談や申告を行うと法的に罰せられますので、一般的なお話しか出来ないのですが、相続の問題の中では申告というのは、ある一面を捉えたものでしかありません。

本日のガイダンスでは、遺産分割や申告をする前に、家族の中で争い事をしないように地ならしをすることが重要であることを学びました。それは、被相続人から各相続人へのメッセージであったり、相続人間の思いやりを示す行為であったり様々でありますが、こういう家族の問題に踏み込んで問題を解決するお手伝いをすることが相続診断士の役割だと、本日のガイダンスを受けて感じました。

要は、事前に争いのない相続をするための環境整備を相続診断士である私が行い、実際の税務については相続診断協会の税理士ネットワークを使い、相続の中で最も争い事が起きる原因となる不動産については、私がカウンセリングを行うというような枠組みになります。

従って、相続の問題では、いきなり不動産の話をすることはありません。まずは被相続人の思いと相続人に対するメッセージ、現状把握等の確認事項、そして環境整備をどうするかのお話しになると思います。

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