近況と23、25、26日のご連絡について
この時期、不動産鑑定士の方々は、様々な公的評価が集中し、かなり疲労困憊かと思います。
現在のタイミングとしては、地価公示を提出したところで、すぐに国税(相続税路線価)、固定資産税標準宅地の締切が迫っております。今年は固定資産税標準宅地評価の評価替えなので、3年に一回の大変な年になっています。地方で独立する身としては、このお仕事を頂くか否かでかなりの影響があるため、お仕事を頂いいていること自体、大変ありがたく思っておりますが、いざ、作業をはじめますとイライラしたりしてしまいます。
心構えが良くないと思っているのですが、反省する時間も惜しい感じで、ともかく前へ進み、矛盾のない、きちんとした評価を行うことを第一に考えております。
固定資産税標準宅地評価の件数は124件を受け持っておりますが、当初は頭の中がゴチャゴチャになるんじゃないかと考えておりました。しかし、意外と一件一件の画像が頭の中に入っておりまして、ちょっと自分で自分を褒めてやりたくなってしまいました。まあ、自分で自分を褒めながらやっていかないと心も折れるのでご容赦下さい(笑)。
千葉県柏市で独立してから、若干都心部の動きに疎くなった感もございます。こればかりは普段の仕事が全く違うのである意味しょうがないですが、以前勤めていた会社を含め、大手鑑定会社に知り合いがおりますので、情報を仕入れて補っております。
ただ、このところ柏市についてはかなり分かってきた感じがします。広い市なのでまだまだ知らないことも多いのですが、地価公示や地価調査は柏市担当となって4~5年、それに伴い取引事例を年間60~70件作成し、柏市の相続税路線価の評価書、精通者意見書も今回で4回目になります。また、固定資産税標準宅地を124件回る過程で、各エリアの特性が自分の身になってきたなと実感できます。地道な作業が多いのですが、日々の活動が血や肉になっている感じです。
さてさて、そんなこんなことを書きながら、またお仕事に戻りますが、そういえば、来週は不動産鑑定士になろうとする方の最後の関門である、口頭試問試験が行われます。私はその面接官を担当しますので、その準備もしなくてはなりません。私は3日間で26名の修習生にお会いすることになりますが、この26名の方の修習成果物を熟読し、質問も考えておかなければなりません。これらの方の運命を左右する面接ですので、こちらも手を抜かずに頑張りたいと思います。そして、自分も初心を忘れずに、新鮮な気持ちを持ち続けてガンガンお仕事したいと思います。
そんなことで、来週の23日、25日、26日の3日間は、面接官を担当しますので、朝から夕方まで拘束されております。従いまして、電話、メール等の返信が遅くなる可能性があります。夕方以降に順次返信等をさせて頂きますので、不動産で何かお悩み事等がある方や、不動産の鑑定や査定のご希望がある方はご遠慮なくご一報ください。