マンションモデルルーム調査
先日、ある事情がありまして、久々に某新築マンションのモデルルームに行ってきました。お客さんのフリして、営業マンがどんな対応をするかを見てきたのですが、その訪問記です。
受付に行くと、ちょうど出かけるところの営業マンと遭遇。なぜか怪訝そうな表情でしたが、構わず販売スケジュール等を確認。(ここで営業マンが交代)
パンフレット下さいと言うと、まず、名前と住所を書かされる。
少しだけ物件の説明。
いきなり年収と予算を言わされ、ローンのシミュレーション表をプリントアウト。
営業マンは、相手が顧客になるかどうかを見極めるため、年収と予算をまず言わせるのがマニュアルになっているのでしょう。
これを拒むと買う気が無いと判断されるため私は一応答えました。
ネガ情報として、自分は個人事業主で、ローンはつかないでしょうと伝える。
これに対しては、奥さんの職業、年収、ローン債務の有無を聞いてきて、潰されました。
もう一つネガ情報として、予算は2000万円くらいと伝える(物件は3000万以上)
これについても、奥さんが可能なローン期間による月々の返済額と管理費等の合計数値を瞬時に出して、このくらいなら大丈夫じゃないですか?と潰しにかかってきました。
私は、これは嫁に相談すると態度を保留し、相手もそこでキーマンは嫁さんだと悟ったようです。
ついでにもう一つネガ情報として、本当は中古でもいいと思っていると伝える。
これは、駅近くの中古物件の価格はかなり上がっていて、お得感は無いという潰しにかかってきました。実際、駅近くですと、新築も中古も安くていいものが無いので、物件の優位性もあって、一応潰されました。
その後、モデルルームにて一通りの説明を受けるも、その説明は凡庸でした。
正直言って、駅近くの新築は希少性があって、もっと訴求するポイントを5つくらいの見出しをつけて説明すればいいのにと感じました。元々いい物件なので、もう来場者は分かっていると思っているのか、その辺りは不満でした。
最後に、駐車場台数が少ないのと、料金が高いことについて伝える。
これに関しては明確に潰せなかったようです。
台数が少ないし、料金も1万くらい相場より高いのですが、特に納得する説明はスルーされました。もう少し近隣の状況を調べて、納得させることもできるのでは?と感じました。
総合的に、予算等の金銭面では、うまく誘導してきたと感じましたが、物件の魅力を伝える力があまりなかったように思います。
いきなりローンのシミュレーションの紙をくれましたが、少し唐突で、あんまりありがたみがありませんでした。
また、競合物件との比較もありましたが、立地的に優位性があるため、あまり熱心な説明ではありませんでした。(価格が高いことの説明も足りない気がしました)
なお、帰り際に、「今度は奥様とご一緒にいらして下さいね」と言われました。完璧に狙いは嫁さんになってしまいました(笑)。
物件は駅近で良かったです。ゼネコンは中堅会社でしたが、内外装のデザインは上手くまとまっていました。ネックは戸数の割に駐車場台数とエレベーターが少ない点でした。まあ、最大のネックは価格が高目だったことですね。